1年近くビックホーンは静かな眠りについていた。


ビックホーンに乗るのを止めたのは1月の末。十勝を走り始めて楽しくなって来た時に
ラジエーターの液漏れがあってそれ以来乗らなくなっていた。

3年前に事故った時に新しいラジエターに交換していたので3年でトラブルが起きたのは
腑に落ちなかったからだった。暫し帯広でのひとり暮らしを歩きで過ごす事にしたのだった。

直車検の時機がやってくるのでもう一度乗る事にした。トラブルがなければもっと十勝を楽しめたはずでもあった。

数年前に田布施に旅した時に見知らぬおじさんがビックホーンを売らないかと尋ねて来た。
45万キロも走っていますよと言うと外国には車検は無いしどんなに走っていてもいいと言うのです。
しかも値段が驚きの90万。私は笑って50万キロ走るのが目標なので譲れないと答えた。
当時東北自動車道は福島を過ぎると普通車の速度は100キロだったのでビックホーンは快適に走った。


私は3台ビックホーンに乗って来たが最初のビックホーンは90キロでがたがたと振動がきた。
2台目は普通の車。3台目のいまのビックホーンは475000キロ走って来ただけに高速にもぶれずまた砂浜や轍にも4駆で快走できる優れものだった。燃費も13キロ走る。



車の値段とは実に不思議だ。マツダユーノスロードスター喜茂別から搬送する時に手放してはどうかとも言われその時の買い取り価格は名だたるところで5万円だった。24年前の車とは言え手を入れればヒューンと鳴るが如くに走るのに。愛犬凝ると遠出した思い出のユーノスを手放せるはずが無かった。いまは野良の子コアリのお昼寝スペースと化しているが充分美しい。







いすゞビックホーンはいい音で帰ってきた。
走りは昔通りだった。お帰り!



きょうのはてなには裏になにか仕掛けでもあるのだろうか?グーグルになったのに!データはみんな集約されちゃうよ。
なんど直してもビックホーンが横になる。いつまでもこうでは無いはず。