2階のベランダは50年前に母がお布団を干すために付けたものだった。



                2016.7.23/ブラッシュ ノアゼットが咲く


私はここに新しく準備した鉢のバラを置く事にした。6月7月は小雨も多かったのだがこのベランダには雨が入らない。
お布団を干す為に雨が当たらないようにと頼んだのであろう。帯広は風も少なく斜めに雨が降るということもいまのところない。2階に水場のない家なので毎日バケツに水を入れ階段を登る。運動を兼ねバラの様子も解るのがいい。帯広の気候は寒さも昔程ではなく暑さも昔ほどではない。

ベランダで最初に咲いたのが1963年に作出されたサラトガアメリカ独立戦争の戦場となった地名が冠されている。>ふくよかな濃い緑の葉に縁取りと茎が赤い。印象的なバラだった。双方の兵士たちの戦場に手向けるのに相応しい姿だと感ずる。



適度の湿り気と温度が相まって瞬く間にモロッコインゲンは支柱を越え白い花を付けている。


去年はお台所の残滓からジャガイモが芽吹いて2株秋には収穫できた。今年は種芋がほしかったがままならず
食用の男爵芋を蒔いた。いま花が咲き始めた。家の中で見つけた羽ありが男爵芋の上に乗っていた。初めてみる羽ありだが、名前は調べていない。





暫く見なかったアリジがふらっとやって来たのが6月の末だった。お母さんになったのかと驚いているうちに今度は子猫を連れて来た。始めは2匹。2匹なのかと思っているともっと定かならぬ歩き方で2匹。子育ては工夫されている。なにがしかの課題を与えているかのようだ。後から連れてきた黒猫はよく見ると中にギジトラが見える。ようやく私にも見えるところにやってきた。写真にすると一人前の風情がある。よろよろしているのに木登りは巧い。子猫は鳴かず母さん猫が呼びかけている。実にやさしい声が聞こえるとどこかに行った子猫を探しているのだと思う。シャッター音に気が付いてアリジが振り返ったが子猫はなにかを見つけたような顔をしている。




おまけはアリジの猫じゃらし。





ニュースをみていると子猫のミルクボランティアなるものがあった。名も地域猫。野良もいい響きだけれど。





我家の小桜インコ杢たちも元気にしている。