小桜インコ杢たちから学ぶこと。


               抱卵期に入るころ飾り羽をたくさん着ける。


2010年の2月に初めて小桜インコを飼い始めた。それまではセキセイインコを飼っていた。
1羽を手をかけて慣れさせるような育て方ではなく彼らの持ち味を損ねないようにすることを
良しとしてきた。
しかし、セキセイインコと小桜インコはかなり性格が異なっていた。
私には小桜インコが穏やかでヒトとも対等に対峙するという風に見える。
よって、この小桜インコ総じて杢と名付けた鳥たちからお小言を頂くこと
暫しである。

彼らは2010年に買った2羽の親鳥が30個ほどたまごを産んでこちらは雛が孵る事を
忘れかけていた頃、夜中に枕元のうさぎのどどがしきりにペットフードを食べるようになって
どうしてかと不思議に感じていた時、かりかりかりかりの音に混じって小さなぴぴぴぴっと
なにかが聞こえる。はて、、、、、


翌日巣箱の奥に重なるように雛がいた。それから親鳥たちの逞しい子育てがはじまった。
お母さんが一貫して指揮を取りお父さんがフォローする。


一羽だけ変わった雛がいて雛を別のゲージに移してもしっかりお父さんから餌を貰っていた。




巣箱から飛び出すものがいてこれが叱られているなと解る。
この雛はいまもそのままでやんちゃと呼ばれている。



親鳥はゲージの戸を開けなかったが雛たちは自分たちで開け飛び回るようになった。





2011年11月生まれの雛たちは既に4歳半になった。
途中から1羽が背中に傷を負い、また1羽が足を傷めた。別のゲージで育てて来たが外を飛び回る
小桜インコが刺激になっているようなのでゲージを開けてみた。
気がつけば巣箱に入っていた。


羽を開く事等数年なかった杢ライトが羽を拡げていたり。
なによりまったく違う表情をしていた。


自由とはこういうことなのだ。