諏訪大社上社御頭祭/酉の祭り

当初鹿の首75頭を供したという江戸末期までの祭りのあり方に感心があったのだがだんだんにその祭りの場である十間廊や御神(おこう)と呼ばれる神官が村を廻る神事へも感心が広がっていった。


諏訪大社上社御頭祭/酉の祭りのあと日常に戻った十間廊の姿である。




神官と氏子などでぎっしりと埋まり神事は滞り無く終わった。覆っていた幕も外され静寂のうちに風が流れていた。





私は諏訪大社上社御頭祭の前日に諏訪大社上社前宮を訪れていた。
諏訪大社上社よりは少ないものの諏訪大社上社の元あったお宮前宮であったので参詣される方もあり、またそのお姿に背を糺される方も多い。





十間廊を少し上がったところに御室社があった。御室社に関する安国寺史友会の立て札は<蛇形の御体と称する大小のミシャグジ神とともに『穴巣始』といって、冬ごもりをした遺跡地である。>以下読んでみると3ヶ月もの間土室の中で祭祀が行なわれたと。




この木の近くで<現人神の大祝や神長官以下の神官が参篭して蛇形の御体と称する大小のミシャグジ神とともに『穴巣始』といって、冬ごもりをした>のだと。