姫路から豊岡/鳥取
神戸から出雲まで解り易い路で行くことにして、姫路から一般国道／312号線<京都府宮津市から、兵庫県姫路市>で日本海へ抜けることにした。事故に逢っているので1時間半から2時間を目安に休憩あるいは散歩をした。この旅の中で印象的だった駐車ゾーンの一つが生野義挙の志士を祀る山口護国神社前駐車場だった。歴史的知識があったから立ち寄ったのではなく、桜に囲まれた理想型の駐車ゾーンだったからだ。手洗いや電話施設はどこにでも必要ではなく照りつける太陽光線を遮蔽してくれる木々と静に時間を過ごせる公共空間が私にとっての理想型だった。
降りて凝ると小雨の中を散歩した。『銀の馬車道-日本初の高速産業道路』の大看板が目を引いた。駐車場に戻ると案内板があって好感が持てた。山口護国神社やまわりの住まいの修景に風情がある。この重厚感はどこからかと見ると、生野銀山に行き着く。明治28年（1895年）の播但鉄道（今のJR播但線）の開通まで「生野鉱山道」や「生野鉱山寮馬車道」と呼ばれた道はいまは一部が一般国道／312号線として使われていた。『銀の馬車道-日本初の高速産業道路』は平成19年経済産業省の近代化産業遺産 に認定されている。
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