野うさぎの会

出会いとは不思議なものだ。この後私たちは「野うさぎの会」を作る。
原発立地周辺の野菜を都市に運ぶ、運動を起こす。
積丹の急な傾斜地で作られたカボチャをランドクルーザーにぎっしり詰めて大道公園に運ぶ。地域に運ぶ。
畑に足を踏み入れると、ふんわり足が沈むのだ。生産者は「急な傾斜地で機械が入らない。去年神経を全部抜いた」というのです。
「そうやって働かなければやってこれなかった」と。
斜面からはみどりの海が見える。