2018.8.30/コモン、コモンニたちとの別れ。新しい飼い主の元に。


 ■強力憎らしニャンが訪れる。

子猫たちが網戸を破り部屋の中に入ってくるようになってどうした物か思案していたところ
玄関を開けると凄い臭い。なんだろうかと玄関フードを探してみると、から松の上にうずくまって猫が居た。なに?憎らしニャンなの?精気が無い。どうかしたのかと声をかける。首の当たりに傷が見える。唸りのけんか友だちで憎らしほど強い猫なので当然触ったことなど無い。拭かせてくれるだろうか?とにかくお湯を湧かす。8ℓのバケツに1杯お湯と使い捨てのタオル。お湯を用意する間に憎らしニャンも買い物用のころころの上の座布団に移動していた。拭かせてくれるかと声を掛けながら頭を撫でてみた。実に穏やかである。よほど辛いのだ。それから話ながら身体を拭く。しっぽがひどく汚れていた。全体を拭くとかなり臭いは良くなった。それから傷を見る。大きい。深くというより何かでぐるっと皮を取られている。とにかく消毒してみることにする。清浄綿にマキロンをどっさり掛けて傷にそっと当てる。じっとしている。化膿が半分くらい見える。少し安心したようだ。何度か消毒を繰り返して、さてどうしよう?昔猫を飼っていた時にはヨードチンキがあったが今はその用意がない。しかもヨードチンキは痛い。小鳥に使っているプロポリスにする。これもそのままならば痛みがあるのでオリーブオイルに混ぜて塗る。薄い使い捨てのビニール手袋でゆっくり塗って行く。いいようだ。後は体力で超えてゆくしかない。キジが子猫のように小さくなって全てを使って回復していったので回復できると考えた。夜中なんどか様子を見にいった。柔らかいペットフードは食べた。唸りの木の砂箱も出して置いたのでおしっこも便もしていた。翌日もう一度傷を見ると昨日チェックしたのは半分で首の下にも傷があった。もう一度消毒とプロポリス。さらにペットフードにもプロポリスを掛けておいたが、そこだけ残した。この猫は野良なのだろうか?子猫が出て来た頃憎らしニャンは玄関を去って行った。


コモンにコモンニが大きくなって来てこの猫たちをばーばが飼えるだろうかと思案していた。どう考えても無理だった。保健所に電話して保護された猫は殺処分されているのだろうか確かめてみた。電話は保健所と支庁の担当課に繋がって<去年は1匹のみ。子猫が来たら知らせてほしいと待っている方も居るとのことだった。>





保健所を出ると帯広神社の前だった。新しい飼い主の元で元気に暮らしていけるように祈願する。