織り込まれた紋が素敵でもんぺにはできなくなった。



紋は金糸と銀糸で細かに織られ2つの部分がぴたりと合って紋になる。こんな手仕事ができる織手がいまもいるのだろうか?
ここまで解いて手がぱたりと止まってしまった。これは使えない。


いつもはさくさく出て来る検索に<着物からもんぺ>はあまり当たらない。
簡単なのは太極拳のおけいこ着くらいだが、もう少し簡単なものはないのか。
私たちが実際にもんぺが普段着にもお出かけ着にもなった時代を知っている最後の世代かもしれない。

着物柄が映えるもんぺは素敵なものだった。



帯広の雪は10センチほど降ってゆっくりと融けてゆく。
喜茂別のさらさらの雪とは比べようもないが、それでも朝日に輝くのは美しい。