喜茂別町は人口2400人ほどの町だ。
この小さな町の住民から都市をみる。産業革命も都市の変化を地方から穿つことができるように、出雲という日本の国家生成期の都市への旅と現在の都市と地方を見比べるまたとない機会にもなった。阪神淡路大震災の神戸の被災地とフクシマ以降の東北の被災地にも入りたいと思っていた。
東京名古屋大阪神戸都市は成熟してはいたが、地方と同じ課題を抱え只見えにくくなっていた。
名古屋にはまだ余裕があると感ずるのは愛知全体が現在も生産拠点となっているからだろう。
大阪は夜半はずうっとパトカーのサイレンが鳴り響いていた。橋下徹大阪新市長を産む衰退感がある。港近くまで行ってみるとほとんど使われていない広い労働者運動広場があって芝生を刈り込んでいた。
大阪は交易港として考えていたが港周辺には小さな工場が並んでいた。地元の方に港の交易量を聞いて見た。以前は世界でトップクラスだったのがいまは上海シンガポールがトップクラス。神戸大阪は下の方になったとのこと。コンテナのランキングでは1980年のデータでは神戸は世界4位。2005年のコンテナのランキングではずっと下になっていた。}^¤¢EÌ`pLOiReiæµj国内の生産拠点が主要にアジアに展開しているのだから当然とも言える。