オバマ/ノーベル賞受賞演説


12/10のノーベル賞受賞演説はシンプルだった。この原稿は女性が書いているように感じられる。この時期アメリカの動向で注目したいのが、北朝鮮との2国間協議後、翌日には核の専門家と鉱物資源関連の研究者の北朝鮮入り、そして台湾への武器輸出である。両者とも中国に対するアメリカの具体的な回答に見える。中国は大国として振る舞いつつ、国際間のルールには途上国を使い分けてきた。国内で起こるまた、国外で起こす中国人の問題にも、ノーベル賞受賞演説の中に、納得の行くものがあった。

『私は人々に言論の自由、信仰の自由が保障されず、おびえずに選挙や集会に参加できないところに安定した平和はないと信じる。人々の抑圧された不満や、民族と宗教のアイデンティティーへの抑圧が暴力を生む。米国は民主主義国家と戦争をしたことはなく、私たちの友人たちはみな人権を尊重している。米国の国益も、また世界の利益も人々の自由に向けた希望の否定によってもたらされはしないのだ。』

http://mainichi.jp/select/world/news/20091211k0000m030132000c.html?link_id=RAH04


オバマ大統領のノーベル賞受賞には賛否両論があり、それに答えるかのような構成になっている。