阿多泥/  染木が汁に 染め衣を まつぶさに 取り装い 『古事記』倉野憲司校注岩波文庫


手元にはこの岩波文庫本しかない。


           2009.8.29/北海道喜茂別町


阿多泥=ルタバカ=スエーデンカブの近況。旺盛な生命力でぐんぐん伸びたのだが、『おいしくて虫にやられて全滅もある。』とは鍋沢さんの弁だったが、確かにある日畑に出て見ると、葉っぱが食べられて芯だけになり、あるいは黄変して萎れて行く。カブが大きくなって来たところなのだけれど、、、大きなものは手のひらに収まらない.20センチほどになった。

見事に食べられて葉の裏を返すと、おお、、、!チョウ目 ヤガ科 ヨトウガ亜科 ヨトウガ属 ヨトウガの幼虫=これが夜盗虫ではないか?陽の中でも幼虫は活動するのだろう。さすがの阿多泥も元気が無くなっていく。
(後日オオモンシロチョウの幼虫と知った。)



もう1つの虫はカメムシ目カメムシ科ナガメ。カメムシ独特の臭いは無い。この虫が着くと萎れて黄変する。

http://www.tenteki.org/kitamura/hemi/nagame/nagame.htm


ここ1週間朝な夕な畑に出ては虫を取る。松浦武四郎がらた子(阿多泥)を描がいているが、カブと葉さきの間のいぼいぼが不思議だったのだが、育ててみて阿多泥は虫や菌に犯されると中から新芽が出て競り上がって行くのだった。いまなにごとも無かったように阿多泥は元気になった。


本州の野菜を調べてみたいがきっと阿多泥から育成したカブが残っているのではないかと思っている。