2/22「留寿都村が喜茂別町と合併することについての可否を問う住民投票」を巡って


今朝の北海道新聞朝刊は「大差の裏に不満と疑念」の見出しで住民投票の結果を巡ってその背景に迫ろうとしている。75パーセントの反対票を投じた人は「当然」と考え、賛成であった人は「もっと説明すれば」と、、、しかし、隣同士の2つの町はかなり違う町だ。留寿都村は必要な施設もしっかり、村民サービスにも力を入れている。否、そう出来たとも言える。喜茂別町は、夕張市財政再建団体になり道民に行政のあり方を改めて問いかける事になったが、先例で言えば道内では喜茂別町である。
http://www.izai.net/doutiji.html 1973年昭和48年に完了している。さらに、昭和54年には町費不正流用事件が発覚している。『新喜茂別町史』によれば、「原因となった町森林組合は昭和56年、、自己破産を申請し、、本町から本組合へ流れた町費の行方も未解明のまま、消滅することになった。」喜茂別町の「債権は簿外1億3968万円、簿内1107万円、いずれも無担保で抵当権はなく回収不能となった。」「本組合の専務理事高岡義侑の失踪、、、元本町助役金田勝四郎の詐欺、公文書偽造などでの実刑判決までに発展、揺れに揺れた同事件は、真相の究明がないまま、ピリオドが打たれた.」(『北海タイムス』昭和56年6月)とある。”真相の究明がないまま”これは、町民の無念さを現している。

それぞれに自立の道。喜茂別町はいままでもそうだったように、先陣の苦難の生き方の中から学び、英気を養い、自らの道を切り開いていく。
もう一度、自分たちのまちづくりを考えていく。何にお金を使うのか?何を止めるのか?何を育てるのか?