12月18日付けの北海道新聞朝刊後志版は以下のように報じた。

留寿都】定例村議会が十七日、喜茂別町との合併の是非を問う住民投票条例案を可決した。法定合併協議会(法定協)設立から四カ月、合併協議が本格化する中での議員提案に、関係者は衝撃を受けている。
 提案者の松井幸雄議員は「人口が多い喜茂別町側が、新町でも主導権を握ると思っている村民はもともといる。住民の声が反映されないまま、法定協で多くのことが合意されるにつれ、心配する人が増えてきた」と説明する。別の議員は「『住民を置き去りにしないでほしい』という声が強くなり、議会を動かした」と話す。
 ある村民は「喜茂別に比べ留寿都では合併に関する情報が行きわたっていない」と、住民に対する村や議会の説明不足を指摘。一方で「議会は自らの意思で法定協設立に賛成したはず。この段階で住民投票を持ち出すのは責任放棄だ」と批判する声もある。
 沢宣彦村長は「村民の不安や葛藤(かっとう)を議会も背負い切れなかったのだろう」と語り、菅原章嗣・喜茂別町長は「驚きの一言。喜茂別町では住民投票は予定していない」と話している。
 条例によれば、投票できるのは二十歳以上の有権者で、村長や議会は投票結果を尊重する。投票率が50%に満たない場合は開票しない。投票日は来年二月ごろになる見込みだ。


http://www.vill.rusutsu.lg.jp/tiku/1.23/1.23juuminntouhyou.pdf

留寿都村喜茂別町と合併することについての可否を問う住民投票」 は2月22日(日)に行われる。

充分に村民の意思を反映する手法として、「合併することについての可否を問う住民投票」を実施することは評価されるべきだ。
議員自らが、その選択ができる事、また沢宣彦村長が「村民の不安や葛藤」とその背景に充分配慮していることもいいと思う。


喜茂別町長選挙に出馬した私は、住民投票を行うつもりであった。


また、留寿都村の行政は手堅くしっかりしたものであって、村民も任せて置く安心感のあるものだったと聞く。
例えば、留寿都村の財政状況 平成20年版 http://www.vill.rusutsu.lg.jp/about/20zaiseijoukyou.pdf  を見ても、
噛み砕いた、わかりやすいものになっている。



タウンウオッチングに留寿都村に出かけてみた。
中学校の前には教育委員会のスクールバスが4台止まり、全校生52名の登下校を支えるきめ細かさだ。
しっかりしたまちづくりが行われてきたことを窺わせる。




留寿都中学校前から要諦を望む




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